2012年 01月 24日
日曜日に当院登山部で、雪山登山へ出かけた。山岳会のベテランガイドさんによる登山研修も兼ねた日帰りの登山。場所は、再び、先日道に迷った御在所岳である。幸いなことに雨上がりの快晴の一日。山岳会のリーダーの方は、雪が少ないからあまり冬山の醍醐味が味わえないと嘆いておられたが、初級者の私にとってはあまり寒くもなく、ちょうどよい気候であった。途中から初めて買ったアイゼンを靴に付けて、雪の上をしっかり踏み込んで慎重に一歩ずつ登った。
今回はリーダーの方の指示の下、道の選び方も、休憩やアイゼンを付けるタイミング、場所、そして途中でのロープによる講習など、前回の単独行の時と違い、とても安心して快適な登山をすることができた。また、リーダーの方から、途中途中で今までいろいろと経験されたお話を拝聴したりして、楽しい一日を過ごすことが出来た。
私たちがこのように安心して楽しく安全・快適に登山が出来たのも、このリーダーの方がいたから。リーダーの方の知識と経験、そしてそれに基づく「カン」により絶妙なタイミングの指示が出る。そしてそれに従う。これぞまさしく今求められているリーダーの在り方ではないだろうか。
ところで、先日NHKで「リーダー論」について討論が行われていた。論客という著名な方に、一般の方も交えてのいつものスタイル。いろいろな意見が出た割には、あまり「なるほど」と思えるものはなかった。結局、今の時代、今の日本をどのようにしたらよいのか、誰にも答えを導き出せないのであるから。
たしかに若くて活気のある、言ってみれば無鉄砲で「やんちゃ」なリーダーも変革の時には必要だ。ただしその経験の無さから失敗も多いことだろう。確率論からいうと間違いなくこれは多いと思う。生きるか死ぬかの時に、このような確率が低いリーダーでよいのであろうか。明治維新の時のように何もない所からスタートした日本とは、今はわけが違う。高度成長期のような、すべてが上昇する機運も世界にはない。イノベーションが起こることも期待できない。
このような時には、いろいろな失敗を重ねながらも常に前向きに努力することでそれらを克服し、成長、円熟したのちも、なお向上心と冒険心を持っている人物、そんなリーダーが求められるのではないだろうか。知識と経験、それに基づく「カン」(これが最も重要)により、未知の困難な時代を切り開くことが出来るはずである。そして人々はそのリーダーに導かれるまま、安心して自分に課された義務を果たし、次のよい時代を迎える。そんなことを登山をしながら考えていた。
# by nakamura_eye | 2012-01-24 17:08



本日、当院でICLの手術を受けるため、泌尿器科の先生がわざわざ愛媛から来られた。来月は同じように与那国島から島ただ一人の医師である先生が来院される予定だ。