2017年 03月 09日
舌下免疫療法
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今年は例年よりスギ花粉の飛散が多いそうです。そろそろ飛散量もピークを迎えているとのこと。たしかに外に出るとマスクをしっかりしている方が多く、また、当院の花粉症の患者様も増えてきました。
実のところ私はスギ花粉症でした。それも30年以上の年季の入った筋金入りのもの。この時期になると気分も憂鬱になり、点眼、点鼻、そして内服とあらゆる治療を組み合わせで何とか乗り切っていました。この時期だけ、どこか花粉の飛んでいない国へ逃亡したいと真剣に悩んでおりました。いつか日本からスギの木が無くなる日が来るように、と祈っておりました。
何とか治すことができないか?免疫療法というのがあるのは知っておりましたが、何となく抵抗があり治療は行いませんでした。そんなある日、新しい免疫療法である「舌下免疫」というものがあることを知り、日本でも承認された3年前、早速これを試みることにしました。「シダトレン」という商品名の薬剤で、一日一回、舌の下に甘い液を垂らすだけ。これを処方するには講習会に出て認可を得なくてはならないので、すぐに講習を受け認可をとりました。まず自分が治療を行う(受ける)ため。3年前の秋にスタートし、毎朝の日課として、これを続けました。とくに副作用もなく、飽き性の私も続けることができました。そして、一昨年よりこの時期に抗アレルギー薬を内服しなくても乗り切れるようになりました。ただし、最近は花粉の飛散量が少なかったので、そのせいもあったかもしれません。
そして、勝負の今年。はたして大量の花粉に耐えることができるでしょうか?
今のところ快調。鼻も詰まらず、目も痒くない。とうとう30年悩んだスギ花粉からおさらばできるのか?結果は今月末に分かります。でも、何となくスギに「勝った」という気分です。皆さんも是非お試しください。
実のところ私はスギ花粉症でした。それも30年以上の年季の入った筋金入りのもの。この時期になると気分も憂鬱になり、点眼、点鼻、そして内服とあらゆる治療を組み合わせで何とか乗り切っていました。この時期だけ、どこか花粉の飛んでいない国へ逃亡したいと真剣に悩んでおりました。いつか日本からスギの木が無くなる日が来るように、と祈っておりました。
何とか治すことができないか?免疫療法というのがあるのは知っておりましたが、何となく抵抗があり治療は行いませんでした。そんなある日、新しい免疫療法である「舌下免疫」というものがあることを知り、日本でも承認された3年前、早速これを試みることにしました。「シダトレン」という商品名の薬剤で、一日一回、舌の下に甘い液を垂らすだけ。これを処方するには講習会に出て認可を得なくてはならないので、すぐに講習を受け認可をとりました。まず自分が治療を行う(受ける)ため。3年前の秋にスタートし、毎朝の日課として、これを続けました。とくに副作用もなく、飽き性の私も続けることができました。そして、一昨年よりこの時期に抗アレルギー薬を内服しなくても乗り切れるようになりました。ただし、最近は花粉の飛散量が少なかったので、そのせいもあったかもしれません。
そして、勝負の今年。はたして大量の花粉に耐えることができるでしょうか?
今のところ快調。鼻も詰まらず、目も痒くない。とうとう30年悩んだスギ花粉からおさらばできるのか?結果は今月末に分かります。でも、何となくスギに「勝った」という気分です。皆さんも是非お試しください。
by nakamura_eye
| 2017-03-09 18:59