グリット
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グリット(GRIT)とは、「やり抜く力」または「粘る力」と定義されている言葉で、ペンシルバニア大学のアンジェラ・リー・ダックワース教授が提唱した理論です。それによると、社会的に成功を収めるための最も重要な要素は、才能やIQや学歴ではなく「やり抜く力」であり、成功者たちが共通して持っているのは、困難に遭ってもくじけない闘志や気概、気骨といった心理特性のようです。
たしかにノーベル賞を受賞した研究者たちも、オリンピックの金メダリストも、幾多の苦難を乗り越え、諦めず努力を重ねた結果、輝かしい栄光を手に入れたものがほとんどのようです。生まれつきずば抜けた才能を持った一部の天才が、難なく導き出したものではない、ということです。
得てして我々凡才は、頭がいい人は違うよね、そもそも自分とは住む世界は違うんだろうなあと考えるものですが、やっぱりエジソンが言ったように、「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」ということが真実のようです。
さて、松下幸之助も「失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければそれは成功になる」と言っています。つまりは、諦めずに努力をし続けられるかどうかが、成功する人と不成功に終わる人との分かれ目なのでしょう。
このように、とにかく粘り強くやり抜くこと、即ちGRITこそがすべてに共通する成功の秘訣なのであると思います。
失敗を恐れず挑戦すること。長期間、継続的に粘り強く努力すること。
凡才である私は、これからもこのことを念頭に、常に努力や挑戦をし続けていきたいと思っています。